長編小説エピソード その3
前回はリュウさんというキャラについて書きました。
隆春小説・長編エピソード その2 - リュウと春麗の萌え日記 (そま)
ゲームそのものについて、もっと詳しかったらよかったのですけれど、残念ながら格闘ゲームは得意ではありません。
1992年にストⅡと出会ったときから、ゲームよりも、リュウさんというキャラそのものに共振してしまったために、公式から離れた内容ばかりになってしまっています。
このような記事を読んでくださる皆さまに、本当に感謝しています。
数々の困難や苦悩に立ち向かい、ひとり闘い続けてきたリュウさん。
架空の人物とはいえ、格闘家という立場を外せば、誰しも同じような道のりを歩んできたのではないかと思います。
ストⅡが誕生して25年。ただひたすら主人公としての役割を担い続け、勇気と希望を与え続けてくれたリュウさんには、本当に感謝しています。
本来文章を書くのが得意ではないのですが、なぜか小説のようなものを書いています。
リュウさんから受け取った印象を文字に綴ってきたことは、魂のカタルシスであったのだと、今なら思います。
9年前に書き始めた長編小説は、今の自分にはもう書けません。
今は戦いの世界を書くことではなく、喜びの世界を書きたくて仕方がないのです。
彼は25年間も闇の世界を孤独に生きてきた。
苦しみも、迷いも痛みも存分に味わい尽くしてきた。
戦いの世界で心安らげることはあったの?
そんなことを思いながら、小説を書いてきた。
若いころは、リュウさんを戦いでいのち尽き果てて、これで戦いの世界から解放されるよね? なんて安易に考えたりした。春麗ちゃんを泣かせることになるけれど・・・。
でも、死んだら終わりなんだ。死んだら、またリセットして戦いの世界に生きる人生を繰り返さなきゃいけない。
武道因縁を断ち切らなければ、再び戦い続けなければならない宿命を背負うことになる。
2016年、ついにリュウさんがベガ様を倒してしまいました。
倒したのではなく、リュウさんはベガ様を光で包み込んだのでした。
ベガ様、きっとリュウさんに光で包まれて、幸せだったと思う。
世界征服という極端に傾いた欲求を抑えられないことに、ベガ様の魂は苦しんでいたと思うから。
「リュウさんならば暴走した自分を食い止めてくれるにちがいない。」きっと、ベガ様の魂はそう願っていたから、リュウさんのボディを欲しがっていたのかもしれないね。
リュウさんは、ベガ様の魂を苦しみから解放してあげたんだ。
そして、ベガ様との因縁を持つファイターたちの執着をも解放することができた。これでみんな、前へ進むことができる。
「倒すための力ではない。これは進むための力!」
って、リュウさんベガ様に宣言されました。もう迷い苦しみの世界から脱して、これからのリュウさんは幸せと喜びの世界に進むんだよ。
ほんとうの幸せと喜びと感謝の世界を書こうと直観したのが数か月前。
おそらく、剣豪とか武道の開祖の先達たちがたどり着いた境地・・・。
それは、人間の価値観とか概念を離れていて、根底から意識変換をしなければ見えない世界。実は直観を受けたときに、ストーリーはすでに脳内で出来上がっていた。
けれどここ数日前に、長編小説を思い出してから、そういえばすでに書いたよね?って気が付いた。
もしも許されるのであれば、リュウさんを幸せいっぱい、喜びに満ちあふれた人物として、その素晴らしい波動を放射状に世界中に放つ存在として書いてみたい。
小説は生き物だなあ、と思う今日この頃なのであります。
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