リュウと春麗の萌え日記   (そま)

リュウと春麗の萌え日記

物語に終わりはない(リュウさん風に)

物語って、悲しみを残すとどうして後を引くのだろう。

 

いつまでも心に残り続けるのはなぜ、ハッピーエンドではないのだろう。

 

思い返せば伝説というものは必ず悲しみが付きまとう。

 

悲しみが付きまとうから伝説となりえるのかもしれない。

 

世界のスーパースターたちは若くして非業の死を遂げて伝説となり、人々の中の記憶に刻み込まれる。

 

記憶の中の彼らは老いることなく、凋落することなくいつまでも輝きを放ち続ける。

 

 

輪廻転生という言葉がある。

 

輪廻しているうちは、悲しみの物語を繰り返している。当人はそれさえ気づいていないけれど。

 

だから続きの人生が与えられている。この重たい三次元地球領域で。

 

悲しいのは、人間の記憶は転生とともにリセットされてしまうこと。

 

永遠に記憶を保ち続けながら生き続けられたら、どんなに賢く生きられるだろう。

 

記憶を失い、無知であるがゆえにグルグル輪廻し続けているわけで。

 

物語の永遠性は、輪廻の中にいるから語り継がれるのだろうか。

 

最終輪廻でクリアーできたら、物語の本当の完結となってしまうのだろう。

 

 

20年位前、筆者はリュウさんと春麗さんがとっくにくっついて、遠いところで幸せになってるかもしれないなあ、なんて思ったことがある。

 

そのころはゲームとは無縁の生活をしていたから、そうだったらいいなあ、と思っていた。

 

10年くらい前に書いた短編小説では、ハッピーエンドは書けなかった。

 

この二人にはまだ続きがあるとの思いを込めてハッピーエンドに至る途上の二人を書いていた。

 

いまは25年間も結ばれなかったふたりを祝福したい思いでいっぱいで、お疲れ様と言いたいくらい。

 

もう、悲しみの世界は十分すぎるほど体験してきたからね。もういいよね?ってなる。

 

だから公式で、ちゃんとふたりがくっついて世界中のファンの方々の「よかったね」がいただけたらいいな~。

 

それでいて、物語は終わらなくて語り継がれていけばいいなと思う。

 

ささやかな願いだけど、「早く親を安心させておくれ」って心境なのかも(笑)